予防歯科

歯ブラシをする女性

予防の重要性

お口の中の状態は、生涯にわたり変化し続けていきます。治療終了後もお口の健康を維持していくためにはメインテナンスが不可欠です。メインテナンスの間隔は患者さんお口の状態によって異なります。再発を防ぎ、お口の健康が長期にわたり維持できるよう定期的なメインテナンスをお受けください。

「予防クラブ」で3~4カ月ごとに
お口の状態をチェックする習慣を

当院では、患者さんが生涯にわたりご自分の歯で快適な食生活を送っていただけることを第一に考えています。
そのため、治療後もお口の健康を維持して頂けるよう、「予防クラブ」というメインテナンスプログラムを実施しています。
3~4カ月ごとに定期検診と必要な時期に唾液検査を受けていただくことで、お子さんが自分のお口の中に関心を持ち、セルフケアできる環境が整ってきます。

一人ひとりにしっかりと向き合った、質の高いメインテナンスを行います

当院の予防クラブ

親子

いつまでも健康な歯でいるためのお手伝い

いがり歯科医院の予防クラブでは、
【A】親御さん向けの指導
【B】子供むけの指導
【C】予防処置
【D】定期検診
を行い、お口の健康を守る取り組みを行っています。

お子さんへ、健康・幸せの
プレゼントをしませんか?

入会できるのは、0歳~18歳の患者さんになります。
一人ひとりに担当がつき、定期的に診ることでお口の健康を見守ります。

  • 健康で丈夫な歯
    かみ合わせ

  • おいしく食事

  • 健やかな成長

  • 健康で
    幸せな生活

予防クラブで
提供していること

当院では、予防クラブに入会していただくことで、様々な方向からお子さんの健全な口腔育成のサポートをいたします。患者さんお一人おひとりに、担当の衛生士が予防処置を行います。また経時的なお口の変化を分かるよう、各自予防ファイルを作成し、予防効果を高めていきます。

  • 01. 親御さん向けの指導

    栄養指導・間食指導・仕上げ磨き・悪習癖(指しゃぶりなど)

  • 02. 子供向けの指導

    歯ブラシ指導・悪習癖

  • 03. 予防処置

    フッ素塗布・シーラント

  • 04. 定期検診

    虫歯・歯肉炎・噛み合わせ・小帯異常のチェックなど

詳しくはこちら

むし歯リスクを知る
「唾液検査」

唾液検査とは

唾液検査を受けるとお口の中の細菌の状況や、唾液の質などを確認できるのでむし歯や歯周病のリスクを可視化し、予防を具体化することができます。

写真:むし歯リスク度検査(カリオグラム):唾液検査や口腔内の状態、生活環境などからむし歯リスク度を判定し、患者さん一人ひとりにあった効果的なむし歯予防を行っていきます。

検査前は以下の点にご注意ください。

  • 検査前1時間は飲食や喫煙、歯磨きを禁じます
  • 検査前12時間は殺菌剤配合の洗口剤の使用を禁じます
  • 検査前の運動は極力避けてください
  • 抗生剤使用中は事前にお知らせください

唾液検査がおすすめの方

  • むし歯が気になるお子さんや妊婦さん
  • 歯磨きをしていてもむし歯になってしまう方
  • 将来むし歯や歯周病になりたくない方
  • お口の状態を知りたい方

唾液検査で分かること

  • 唾液の質や量、口腔内の細菌の種類や量からむし歯リスクが分かる
  • ブラッシングや食生活上気を付けるべき点がわかり、改善につなげられる
  • 患者さんの状況を踏まえたメインテナンス期間を提案しやすくなる

唾液検査の流れ

  1. Step01

    唾液を採取

    唾液を容器に集めます。

  2. Step02

    検査キットで調べる

    唾液の量、唾液の抵抗力、むし歯菌の数を調べます。

  3. Step03

    予防方法をご提案

    検査結果をもとに、あなたに合った予防方法をご提案いたします。

むし歯や歯周病を未然に防ぐ
「定期検診」

なぜ定期検診が大切なのか

歯の模型

定期検診は、数ヶ月1〜4ヶ月に一度のペースで歯科医師や歯科衛生士が患者さんのお口をチェックし、ケアするものです。専用の治療器具で細菌の塊であるバイオフィルムを取り除き、歯垢や歯石が歯に付きにくい状態を作っていきます。また、噛み合わせのチェックやプラーク(歯垢)の染め出しなども行うため、普段のケアの問題点も見つけることができます。日本では他の先進国と比較して、予防のために歯科医院に通院する方の割合はまだまだ低いのが現状です。歯科は内科などの他の診療科と違い、自然治癒はありません。むし歯になった部分や歯を失った部分はいくら安静にしていても元には戻りません。歯科治療のほとんどは人工物を失われた場所に置き換える治療(置換医療)がメインになります。健康なお口の中を保つために、ご自宅で行う日々のセルフケアに加えて歯科医院でのプロフェッショナルケアによりむし歯や歯周病を予防していきましょう。

その他の予防治療

TBI(歯磨き指導)

歯ブラシ

年齢や歯並び、歯肉の状態などによって、正しい歯磨き方法は異なります。また毎日歯磨きをしていてもむし歯になってしまう人がいるのは、間食や生活習慣などの歯磨き以外の問題にも目を向ける必要があります。当院では様々な視点からお口の状態をチェックして、患者さん一人ひとりに合わせた歯磨き方法を指導します。

PMTC

診療するスタッフ

歯科衛生士がプロの技術と専用機器を使ってお口の総合的な清掃を行います。歯垢や歯石を除去するうえに、歯面を磨き上げるので、むし歯や歯周病の予防に役立ちます。また、歯の着色も落とすので、予防効果だけでなく審美面でも有効です。

※自費診療になるため、保険診療に比べ費用がかかります。またお口の汚れが全体的にある場合、クリーニングするのに時間がかかる場合があります。

フッ素塗布

フッ素は歯質の強化と歯の再石灰化を促します。フッ素を歯の表面に塗布することで、歯の質を強化しむし歯菌が出す酸によって溶けにくい歯にします。また、歯の表面が溶かされかけている状態なら、フッ素によって進行を止めたり、元通りに治せることもあります。

シーラント

歯垢が溜まりやすい歯の溝を、医療用のプラスチックであらかじめ埋めることでむし歯を予防する処置です。特に生え変わったばかりのお子さんの永久歯は、対合面の溝が深いことからむし歯リスクが高いため、シーラントは予防の手段として有効です。

料金表
子供

お子さんの歯の予防も大切です

お子さんがむし歯になったら歯医者に行けばいいと思っている親御さんは、多いのではないでしょうか。乳歯であっても、むし歯が多い状態が続くと、永久歯もむし歯になるリスクが高まります。また、むし歯で早期に乳歯が抜歯になると、その後に生えてくる永久歯のスペースが少なくなり、歯ならびや咬み合わせにも影響が生じます。定期的に歯科医院を受診して、フッ素塗布やシーラントなどの予防処置を受けたり、セルフケアできるスキルを身につけることで、むし歯を防ぎ、健全な口腔を育成することができます。

小児歯科
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