院長ブログ
咬み合わせが悪くなる原因 Part1:欠損部の放置

様々な原因で歯を失った際に、欠損した部分を治療せずにそのまま放置していると、咬み合っていた反対側の歯が徐々に伸びて(歯の挺出といいます)きます。さらに欠損部をふさぐように隣にあった歯が傾いて横から見た咬み合わせの平面(咬合平面と呼ばれます)が乱れてきます。このようにガタガタの咬み合わせになると、食べ物が咬みにくくなるだけでなく、1本の歯それぞれに過剰な力がかかり、歯が欠けたり、病的な動揺が起きたり、知覚過敏が生じたり、顎が痛んだり・・などのさまざまな問題が起こり、さらなる欠損の進行にも繋がります。
そうなる前に歯の欠損を放置せず、早めに歯列を守るための治療を受けましょう。欠損部の治療にはブリッジ、義歯、インプラント、歯の移植など様々な治療法があります。(歯を失ってしまった時の治療方法の比較)
それぞれの治療方法には特徴があり、お口の状態によってお勧めする治療法は異なります。当院では患者さんにあった治療法について情報提供させていただいておりますので、ご不明な点がありましたら、治療の際にお申し付け下さい。
この図のような場合、歯の欠損部を放置せずにインプラント治療を受けられていれば、隣の歯を削ることなく、また隣の歯に負担をかけることなく安定したした咬み合わせを作ることができたと考えられます。
しかし、欠損部を放置して歯が傾いてしまった場合でも、部分矯正や全体の矯正治療によりズレてしまった歯ならびや咬み合わせを治すことができます。当院ではアライナー矯正(マウスピース矯正)も行っているため、目立つことなく矯正治療を受けることができます。歯ならびや咬み合わせなどについても、何か気になる点がございましたら、遠慮なくスタッフまでお声掛けください。