- 茶碗蒸し
- 蒸しパン
- ポテトサラダ
- 豆腐
- にゅうめん etc
-
1988年福島県立磐城高等学校 卒業
-
1996年東北大学歯学部 卒業
-
2003年いがり歯科医院開業
- 日本歯周病学会認定 歯周病専門医
- 日本口腔インプラント学会認定 口腔インプラント専門医
- 日本臨床歯周病学会 認定医
- 日本臨床歯周病学会 歯周インプラント認定医
- 日本顎咬合学会 認定医
- 日本顕微鏡歯科学会
- 日本デジタル矯正歯科学会
- 日本アライナー矯正歯科研究会
- 臨床歯科を語る会
- 日本禁煙学会 認定指導医
院長ブログ
矯正中におすすめの食事は?避けた方がいい食べ物や食事のコツを解説
これから矯正治療を始める方、始めて間もない方は、食事で悩む場面が多くなるかと思います。お口の中に装置が入っていると、いろいろ不便を感じやすいことでしょう。今回はそんな矯正中におすすめの食事や避けた方が無難な食べ物、ストレスを軽くしながら食事をするコツなどを詳しく解説します。
矯正治療中におすすめの食べ物とは
お粥・リゾット
お粥やリゾットは、あまり噛まずに飲み込める食べ物の代表みたいなものですね。ワイヤーを調整した直後は噛んだ時の痛みも強くなりやすいため、水分量を調整することで症状を抑えることも大切です。リゾットなどは、いろいろな野菜が入っているものを選べば、栄養も取りやすくなります。
煮込みうどん
煮込みうどんは、しっかりと煮込まれているので噛まずに飲み込めます。野菜やきのこなども一緒に摂りやすいです。
オムレツ・スクランブルエッグ
オムレツやスクランブルエッグは、簡単に調理出来て、なおかつ栄養価が高いです。タンパク質も十分に摂取できるため、矯正中にはおすすめの料理といえます。
その他の食べ物
矯正治療中には避けた方がいい食べ物とは
ブラケットと金属製ワイヤーを固定するワイヤー矯正では、次に挙げるような食べ物は避けた方が望ましいです。噛んだ時に装置が破損したり、汚れがたまりやすくなったりします。
硬い食べ物
おせんべいやフランスパン、ナッツといった硬い食べ物は、装置が破損する主な原因です。少しくらいなら大丈夫だろうと考えて、おせんべいなどを食べるとブラケットが外れてしまいます。その結果、予約を取って歯医者さんに行かなければならなくなるため、十分な配慮が必要です。装置が壊れてしまったら、再製作の必要性も出てきます。
粘着性の高い食べ物
キャラメルやガム、お餅といった粘着性の高い食べ物は、矯正装置にへばりついてしまいます。ケースによってはワイヤーが脱離する場合もあるため、矯正中は控えるようにしましょう。とくにキャラメルを始めとしたネバネバの強いお菓子・スイーツは、虫歯のリスクも大きく上昇させる点に注意が必要です。
繊維質の多い食べ物
ほうれん草やニラ、グレープフルーツなどは、繊維質が多く、矯正装置に絡みやすいです。食べ物の繊維は一度絡みついてしまうとなかなかとることができず、大きなストレスを感じます。放置すると細菌の温床になったり、その活動が促進されたりすることから、お口の健康にも害が及びます。そばやラーメンといった細い麺類も繊維質の食べ物とは少し違った絡まり方ではありますが、不快症状に悩まされやすいです。
マウスピース矯正の場合
マウスピース矯正の場合は、食事の際に装置を外せるため、避けた方が良い食べ物は基本的にありません。ただし、マウスピース装着中は「水」しか口にふくむことができませんので、その点は十分ご注意ください。つまり、マウスピース矯正の場合はワイヤー矯正ほど気軽に間食などができないのです。
矯正治療中の食べ方について
食品を細かく切って食べる
前歯でしっかりと噛み切って、奥歯で何度もすりつぶさなければならないような食べ物は、あらかじめ細かく切っておくと良いです。最小限のそしゃく運動で飲み込めるため、噛んだ時の痛みや装置のトラブルを防ぎやすくなります。
奥歯を主体にして噛む
前歯は、食べ物が絡みやすいです。痛みも起こりやすいことから、矯正中の食事は奥歯を主体にして噛むと良いでしょう。もちろん、矯正の過程で奥歯に強い痛みが現れる時期もあるかと思いますので、その際は噛まずに飲み込めるものを選ぶようにしてください。
少しずつ口に入れる
美味しいものは口いっぱいに頬張って味わいたいものですが、それを矯正中にやると痛みや装置の破損が誘発されます。食べ物は少量ずつ口に含み、痛みが出ない範囲でゆっくりと食事を進めていきましょう。
飲み物・汁物をこまめに飲む
矯正中は、食事をしている間も食べかすがたまっていきます。飲み物や汁物をこまめに口にすることで、食べかすを洗い流すことができます。最後にまとめて洗い流せば良いと考えていると、食べかすがたまりすぎて食事困難となる場合もあります。
まとめ
今回は、矯正治療中におすすめの食事や避けた方が良い食べ物、上手に食べるコツなどを解説しました。矯正を始めて間もない方は、食事の面で苦労することが多いかと思いますが、今回の内容を参考にしていただくことで、快適な食生活が送りやすくなります。食事は人生において最も重要な営みのひとつであり、その質を維持することは極めて重要といえます。矯正中もごはんを美味しくいただくためにも、いろいろな工夫を凝らしながら食事をすることが大切です。
当院の詳しい矯正治療に関してはこちらをご覧ください。
執筆者情報
院長・理事長・歯科医師
猪狩 寛晶Igari Hiroaki
お口の健康は全身の健康と密接に関わっています。歯科は他の診療科と違い、自然治癒はほぼありません。歯科治療のほとんどが置換医療になるため、予防が何より大切です。当院では、患者さん一人ひとりがお口の健康を取り戻すために必要な問題点を共有し、治療や予防に取り組んでおります。
「歯を残す歯周治療」、「歯を生かす矯正治療」、「失った歯を代替するインプラント」を3本の柱として、過不足のない包括的な歯科治療を行ってまいります。
治療や予防を通して、患者さんのQOL(生活の質)向上のお役に立てると幸いです。